エンジニアが解説する「ルーターとは?」

サルでもわかるIT用語集!

ルーターについて解説します。

I太郎
インターネットを契約するとついてくるアレ?
T之助
家庭用だけでなく、企業ネットワークで使用されているモデルについても解説します。
☑ ルーターについて知りたい
☑ ネットワーク技術を知りたい
☑ IT基礎知識を身に着けたい
 

ルーターって何をする機械なの?

コンピュータがデータをやり取りする際には、必ず通信相手が存在しますよね。

ルーターは【通信相手がどこにいるか】を教えてくれる機械です。

T之助
ルータには4つの基本機能があると思ってください。
① ルーティング(データの通信経路を教えるヨ!)

② 接続(物理インターフェースで接続口を増やすヨ!)

③ データ選別余計な通信は通さないようにもできるヨ!)

④ ルーティング管理経路情報の管理をするヨ!)

ルーターの機能①  ルーティング

基本性能であり最も重要な機能が【ルーティング】です。

コンピュータがデータをやり取りする際に

【このデータはどこに送信すればいいのかな?】

と判断して経路選択をするのがルーティング

ここでポイント!

異なるLAN:Local Area Network(ネットワークのこと)へのデータ通信をする場合はルーター君がいなくては通信をすることができません。

通信先が同じネットワークにいる場合は以下のようになります。

T之助
実は、同じネットワーク内であればルーティングは必要ないです。
I太郎
え、そうなの?
T之助
詳細は別で解説しますね。

ルーターの機能② 接続(インターフェース)

ネットワークに接続するためには何が必要でしょうか

無線LANを利用しない、有線LANの場合

LANケーブルを接続することは必須ですよね。

しかし、インターネット回線をひいたとき大元の回線は一本しかありません。

このままでは、複数のユーザが同時に使うことができなくなってしまいます

そこで基本性能② 接続インターフェースの登場

「HUB(ハブ)機能」という複数の物理インターフェースで回線を枝分かれさせるものです。

企業用ルーターのインターフェース

家庭用ルータだとこんな感じ

こうした物理インターフェースで接続口を増やすことで

同時に複数のユーザがデータ通信を行うことができるようになるのです。

T之助
業界ではハブといえば単なるインターフェースの分岐機器を指します。
I太郎
ルーターは【ルーティング機能を持ったハブ】てことだね。

ルーターの機能③ データ選別(フィルタリング)

セキュリティやネットワーク負荷の観点から、余計な通信を発生させたくありません。

ルーターは、自身を通過する通信にたいして【許可】or【不可】の設定をいれることができます。

T之助
下のネットワーク構成図を見てみましょう
 
【営業部】・【経理】・【大事なデータ持ってるやつ】の3グループあります
 
3つのグループの中で最もセキュリティを高める必要があるのは
【大事なデータもってるやつ】です。
 
 
 
誰でもアクセスできるようにしていると、大事なデータが盗まれたり破損するリスクがありますよね。
 
 
 
そこで、ルーターで通信要件があるものだけを許可します。
 
 
 
【許可する】経理⇒大事なデータもってるやつ

【許可しない】営業部⇒大事なデータもってるやつ

 
T之助
これは【ACL:Access Control Listという機能です

ルーターの機能④ ルーティング管理

ルーティングを行うためには

【どこに送ればいいのか】を知っている必要があります。

難しい言葉だと「経路情報」と表現するのですが

この経路情報は、基本的には【直接接続されている機器】しか登録されません。

ルーターは自分が知らない宛先にルーティングすることができないため

このままでは、ルータA⇒ルータDへの通信ができないのです。

I太郎
通信できなきゃ意味ないのに
T之助
ルーティング情報(経路情報)を管理する必要がありますね!

静的ルート (Static Route)管理

ルーティング管理の方法①です。

ネットワーク管理者が手動でルーターに経路情報を書き込むのが

静的ルート(Static Route)管理です。

注意!!!

静的ルート管理で書き込んだ情報は、自動で更新されないため
何かしらの事情で機器入れ替えなどがあった場合はその都度
情報を更新する必要があります。

 

動的ルート (Dynamic Route)管理

ルーティングの管理方法②です。

こちらは自動でルーティング(経路情報)を習得してくれます。

静的ルート管理より、圧倒的に楽なので、実際のシステムではほとんどコチラが使用されています。

I太郎
ルーター同士が情報を交換するんだね!
T之助
常に新しい情報を交換し合っているので、機器変更があっても問題ありません。
 

ルーター解説のまとめ

ルータ―の基本機能を理解しておけば、サーバやクラウドなどに役立ちます!

基本的なネットワーク技術はふんわりでよいので覚えるようにしましょう!

現在ではOSPFやEIGRPなど、ルーティングプロトコルによる管理が一般的ですが

要件によっては非常に複雑な設計が必要になるのがルーターです!

企業ネットワークのコアルーターなんて1台ウン千万の値段がしたりするので

どれだけ重要な機器かわかりますね。

ルーティング技術の高いエンジニアは重宝されますよ!

それでは皆さん、よいITライフを!

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